パプリカこころの訪問看護ステーション

子供の敏感さに困ったら読む本

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HSCと言う言葉をご存知でしょうか?

HSC → Highly Sensitive Child (ハイリー・センシティブ・チルド)

5人に1人位の確率であると言われるくらいです。

かなり高い確率でありますが、なかなか気づけないことの方が多いのです。

今回はこの本を読み感じたことをお伝えしようと思います。

子供と言うのは繊細です。

大人と違っていろんな事の耐性が身に付いておらず、初めて経験することばかりの毎日です。その毎日の積み重ねが、大人への発達過程です。

大人になれば、いろんなことを経験しているため、少しの刺激で動揺する事は少ないかと思います。しかし、子供はそうはいきません。

子供は大人よりも常に新しい刺激を受けていると言うことになります

それは、本来はとても疲れることでは無いのでしょうか?

HSCは特定の感覚が過敏に反応する状態のことをなどをいいます。

大人と違って、情報を無意識に調整することができない子供が特定の部分に過剰に反応を起こしてまう、子供にとってはとても大変なことです。

特定の感覚と言うのは、例えば匂いや光の強さ、肌触り、味の感じ方、音の拾い方など、普段私たちが何気なく使っている感覚です。

子供ですから、自分で対処をすることができず、とても辛い思いをされるでしょう。

現実世界を生きていく中では、自分の思い通りにならないことが多いため、世界に合わせる形で生きていかねばなりません。そのためには、親や子供の周りにいる大人たちが、本人が困っていることや辛いことを汲み取ってあげて、適切な対処方法を身に付けさせていくことが大事になってきます。

子供たちの小さな嫌悪感に気付き「なぜ嫌がっているのだろう?」と考え、不快なものを理解してあげることが大切なんだと思います。

次回は感覚過敏が生活にどのような影響及ぼすのかを少しお伝えしていきたいと思います